Pro Tools

初めて出会ったのは、遠い昔。

上京して、すぐの頃。

moopie結成前、Hide and Seek後期ギリギリの頃。

とある事務所に作家として契約してた時に、その事務所のスタジオで拝見した。

自分のバンドではなく、その事務所の女性ボーカル用に提供した曲のデモレコーディングでPro Toolsを使用して録音しているのを見ていた。

ぼんやり見ていた。

 

んで、よくわからんとiMacを買った。

 

当時、Pro Toolsは高価やし(今もやけど)USBのオーディオインターフェイスも全く普及してなかった。

 

それから数年後。

 

ミツヒロさんと出会い、アルバム「光」を録音する際に、Pro Toolsと再び出会った。

ダウンロード配信の走り的な「music pod」での先行シングル的な感じで「MW」と「another day」を丸々Pro Toolsで録音した。

(そこで感銘を受けた長田さんは、自身のプライベートスタジオにPro Toolsを導入し、後にスタジオムーピーズの営業を開始する。)

ミュージシャンとして、Pro Toolsと関わったので、操作方法うんぬんというより、録音機器としての、その画期的なインターフェイスやら、ダビング時の頭出しの速さ、正確さに驚愕したものだった。

編集に関しても、もの凄いなーと思った。

なんでも出来るとは、まさにこの事。

 

それから、すぐにサンレコの付録でPro Toolsフリーというのが発表された。

無料のPro Toolsである。

8トラックの機能限定版やったけど、iMacで遊ぶには全く問題なかった。

そうやって、操作を雰囲気で憶えていけた。

 

世の中、レコーディングがDAW全盛になるのに、そんなに時間は要らなかった。

 

最近では、Pro ToolsもLEとかM-poweredであれば安価に導入できる時代になった。

現在では多々あるオーディオインターフェイスの付録的な要素でPro Toolsが付いてくる。

ギタリストなら、2in2outのものでも問題ないやろうから、かなりお求めやすい価格になっている。

フィジカルコントローラ付きのオーディオインターフェイスでも15万程度で導入できるし。

 

Pro Toolsをレコーダーとして使うのは非常に簡単。

画面の中に、ボタンが全部あるから、録音待機にして録音ボタン、ちょーんって。

音もいいし。

しかし、ミックスやらマスタリングやら編集やらと使いこなすのは経験がものを言う。

やっぱコンプのかけ方とか、教わりたい!!コツが知りたい。

自己流もいいけど、Pro Toolsに詳しい人に、ちょっとアドバイスもらったりするのって、めっちゃええと思う。

がっつり学校でPro Tools習う!!とかじゃなく、ふわっとおいしいとこだけ教えてもらえたら時間も有効に使えて、もっともっと創作活動に集中できると思う。

 

ミツヒロさんが、後進の為にPro Toolsマスタースクールを始められたと連絡をいただいた。

 

みんなミツヒロさんに教えてもらったら、ええやん!!

素敵やん。

プライベートレッスンやし、ギタリストの指先を間近で見られるだけでも、もうけもん。

 

めっけもん。

 

http://www.mitsuhiro-saito.com/